SORACOM Lagoonはデータを可視化できる機能があるだけでなく、蓄積されたデータをもとに演算し、その結果を可視化することができます。今回は、2種類の温湿度センサーを使って、センサー間の数値の相関性を調べます。
写真の上のグラフは実際の測定値(気温)をSORACOM Lagoon を使ってグラフ化したものです。グラフだけを見ていると、重なり合っている部分が多く、センサー相互の測定値にはそれほど差がないように見えます。しかし、相関関係をさらに詳しく調べるには二つのセンサーの数値を割り算して、適合率を%で表す方法がわかりやすいです。このようなことが、LagoonのExpression機能を使用すると簡単に可視化できます。しかも、上のグラフで作ったパネルはそのまま使用できますから、本当に簡単作業で可能になります。
そこで、下のグラフでは(センサーA)/(センサーB)を実行して、適合率を表示しています。ばらつきが時々あるものの、二つのセンサーの測定値は互いに±1%程度のところに収まります。今回は2種類のセンサーですが、同じセンサーを複数台使用して同じ実験をすると、センサーの特性を知る貴重なデータが得られるかもしれません。
次回は、このグラフの作り方をお伝えします。
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