今回の話題は可視化と異なります。今年の6月に発表された、SORACOM Arcのバーチャル体験セミナーに参加しましたので体験記を記します。参加したのは下記のセミナーですが、このページから資料をダウンロードして体験できるようになっています。
SORACOM Arcとは、ラズパイなどの中に仮想的にSIMカードの役割を持たせ、WiFiなどで接続されているデバイスでもSORACOMの各種サービスを安全に、しかも手軽に使用できるサービスです。
今回のセミナーでは、 SORACOM LTE-M Button for Enterprise のシミュレータを使ってSOACOM Arcの動きや設定方法を体験し、最終的にはLINE NOTIFY経由でLINEにボタンが押されたら通知が届く、というハンズオンを大変しました。シミュレータは非常によくできていて、何度もボタンを押して遊んでしまいました。
このセミナーは、実際にSOACOMのアカウント(※クレカ情報必要です)を作り、ユーザーコンソールからバーチャルSIMを作るところから始まります。うーん、自分が携帯電話の会社の人になったようで実に面白かったです。さらにはWireGuard を使用した VPNを使用するための設定をしたり、ボタンシミュレータを使用するためのデータ処理の仕組みのOrbitを使用する方法を学びました。
実際にボタンシミュレータを動かすにはまだいくつかのステップがあるのですが、昨年から今年にかけてリリースされたサービスが今回のハンズオンには使われています。つまり、これだけを見てもソラコムを中心にIoTの世界が急速に、そして便利に広がっていくのがわかります。ぜひこの機会に、ハンズオンを通して最新のIoT技術を体験いただければ幸いです。
最後になりますが、いつもお世話になっている「SORACOM UG もくもく会」の皆さんがこのセミナーの企画に携わられ、素晴らしい学びを届けてくださいました。心より感謝申し上げます。
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